【RISE】41歳の元3階級制覇王者裕樹がリング復帰「王座を取りにいく」大雅、中村寛に言及
キックボクシングの元RISE3階級(スーパーフェザー級、ライト級、スーパーライト級)制覇王者で、2020年の那須川天心戦(2RKO負け)を最後に引退していた裕樹(41=ANCHOR GYM)が30日、2025年にリングに復帰すると発表した。 同じ1982年生まれの城戸康裕、ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)や、RISEやK-1で拳を交えた“狂拳”竹内裕二らの戦いぶりを見て刺激を受け、復帰を決意したという。裕樹は会見で「来年復帰戦をしたいと思っております。僕はキックボクサーとして2020年に那須川天心選手と戦って引退試合をさせていただきました。それは第1章ということで、今日から第2章の幕開けという位置づけでやっていきたいと思っております」と話した。 続けて復帰を決めた瞬間について「本当にここ数日、同じ年代の選手が頑張っているのを試合で見たりして、勇気をもらって、刺激をもらって、もう1回できるんじゃないかという思いを自問自答しておりまして。そして答えを出したという感じです」と説明。「4年間十分休んだんで、もう1回、ベストの階級で王座を取りに行きたいと思っています」と言い切った。 4年間で4回手術を受け、左ヒジや右手首などボロボロだった体も回復したという。現時点でベストの階級は60~63キロで、戦ってみたい選手についてはRISEスーパーフェザー級(-60キロ)王者・大雅、同ライト級(-63キロ)王者・中村寛の名前を挙げた。 引退試合の相手、那須川天心にはTEPPEN GYM那須川弘幸代表を通じて、復帰を伝えたという。「那須川代表にお話をさせていただいて、天心選手にも感謝の気持ちと、そして改めて頑張りたいという気持ちを伝えてほしいと。その思いは伝わっていると思います。那須川代表も応援すると言ってくれました」と笑顔を見せていた。