大谷翔平の『後払い契約』は他の競技にも影響…NHLにも波及、ダックスのエース総額28億円の半分が後払い
大谷翔平とドジャースの『後払い戦略』が、他競技のプロスポーツにも影響を与えている。世界最大のプロアイスホッケーリーグ、米NHLのダックスは、エースFWのフランク・バトラーノ(30)と今季から3年総額1800万ドル(約28億4000万円)の延長契約に合意。6日(日本時間7日)の米スポーティング・トリビューンによれば、その半分に相当する計900万ドル(約14億20000万円)は、2035年から年300万(約4億7000万円)ドルずつの後払いになる。 同メディアのザック・キャバナー記者によれば、ダックスのパット・バービークGMは「バトラーノとの延長契約の後払いに関しては、大谷翔平とドジャースの戦略にインスピレーションを受けたのは間違いない」とコメント。さらに「大谷の契約を見てから、それから約1年間かけて後払いのシステムと、どの選手に適用すればいいかについて考えてきた。フランキー(バトラーノ)に関してはうまくいったと思う」と語った。 バトラーノは昨季ともにチームトップの37ゴール、60ポイント(23アシスト)をマークし、自身初めてオールスターにも選出された。今季は38試合で23ポイント(11ゴール、12アシスト)をマークしている。 大谷翔平は23年12月にドジャースと当時プロスポーツ史上最高額の10年総額7億ドル(約1106億円)でFA契約。そのうち約97%に相当する6億8000万ドル(約1074億円)を契約満了後に後払いで受け取ることが判明し、スポーツ界に衝撃を与えた。大谷に加え、ドジャースは他にも現時点でベッツ、フリーマン、スネル、T・ヘルナンデス、スミス、エドマンらと計10億ドル(約1580億円)超の年俸を後払いすることで同意している。
中日スポーツ