2AW“エース”吉田綾斗がデビュー9周年を迎え王者としてBASARA“大将”木髙イサミとの団体の誇りを懸けた一戦へ「ベルトは渡さない」
吉田「挑発が直接的でない分、余計に腹が立つ」
千葉密着・発信型プロレス団体2AW無差別級王者・吉田綾斗が、11月24日に後楽園ホールで開催される「GRAND SLAM」にて、挑戦者・木髙イサミを相手に防衛戦に挑む。デビュー9周年を迎えた吉田は、記者会見でプロレスリングBASARAを率いるイサミを「何か腹立つ」と評しつつ、タイトル防衛への自信を示した。 【動画】木髙イサミから”突っ込みの天才”と吉田綾斗が評価された記者会見 王者としてのプレッシャーやブーイングへの思いを率直に語り、次世代の2AWを見据えた抱負を明かした。注目の無差別級戦に加え、越中詩郎45周年記念タッグ戦など豪華カードが揃う大会となる。 ▼挑戦者・木髙イサミへの複雑な感情 吉田が語った防衛戦への意気込みとして「イサミさんはBASARAの代表格、一方で自分は2AWのエース。このタイトル戦が後楽園ホールで行われる以上、負けるわけにはいかない」と述べ、王座防衛への自信を強調した。 また、「今回の試合では観客の皆さんにも冷静な目で楽しんでもらいたい」と、観戦の姿勢についてもメッセージを伝えた。挑戦者のイサミについて、王者は「実力に疑いの余地はない」としながらも、「記者会見での振る舞いが腹立たしい」と語る。 その理由として、イサミの言動を挙げ、「遠回しに自分を小馬鹿にするような態度や、自分のコスチュームをブルマと言い、記者会見にもブルマ(キャラクター)の描かれたパーカー姿など挑発的な行動に苛立ちを感じる」とした。 さらに、「挑発が直接的でない分、余計に腹が立つ」と不満を口にする。この試合において、イサミが掲げる「王者になってBASARA代表として2AWに定期参戦」という意図についても触れ、「2AWへの参戦自体はプラスだが、ベルトを渡すつもりはない」と明言した。 その上で、「自分がベルトを守ったうえで今後どうするかはこちらが決める」主導権を握る姿勢を示し、「今のところすごく腹が立つので近くにいるとイライラしてしまう(笑)」と述べ、防衛戦への自信を見せつつ、「自分がベルトを守ることで団体を盛り上げたい」と団体の未来を見据えいる。 吉田はBASARAのリングや所属選手への不満を隠さず、「BASARAはどうも自分を苛立たせる」とコメント。過去のBASARA参戦特に対戦相手として風戸大智を当ててくるところや風戸の「リング内外での態度に腹立たしさを感じる」と述べ、SNSでのやりとりもその原因の一部であると明かした。しかしこれに対しイサミからは「しょうもない」という指摘を受けているが、吉田は「好き嫌いに関してはしょうもないとかではなく、素直な感想を述べているだけ」と反論した。 ▼「突っ込みの天才」との評判について 記者会見での軽快なやり取りから対戦相手のイサミから「突っ込みの天才」と称された吉田。しかし自身としては「向こうのふざけている部分や間違っている部分を自分は訂正しているだけ」と冷静に語る。一方で、イサミの「ツッコミがうまい」という評価に関しては、「そこじゃない。プロレスに関してはしょうもない、ダサいと言ってくるくせにそういうことを評価されるのは逆に腹が立つ。プロレスラーなんだからそこじゃない」と不満を漏らした。 ▼王者へのブーイングも「受け止める」 吉田が王者としての存在感を高める一方で、観客からのブーイングも増えている現象について、先日の試合でも「入場してポーズを取っているだけなのに、『あれっ、ブーイングが聞こえるぞ、なんか悪いことしたかな?』と思って試合が始まったら対戦相手の最上九が”大最上コール”を受けているんです。観客が楽しんでくれているのは分かる。ただ、応援されていないのは少し不思議」と複雑な心境を吐露。 それでも、「ブーイングを含めた反応を全て受け止めるのが王者の役目」とし、ポジティブに捉えている。今回の防衛戦は2AW無差別級の象徴としてのプライドがかかる一戦であると同時に、王者と挑戦者の間に横たわる因縁がどのような形で決着するのかも見どころとなる。 ▼デビュー9周年を迎えた吉田綾斗「プロレスラーになってよかった」 プロレスデビューから9周年を迎えた吉田が、その歩みを振り返った。「あっという間の9年間」としつつ、プロレスラーになるまでの道のりについて「デビュー前はいつプロレスラーになれるか保証もない、ゴールも見えない不安な期間だった」と語り、デビュー後は時間が一気に加速したように感じたという。 デビューから現在までの充実ぶりを語り、「プロレスラーになって本当によかった」と実感を口にした。同時に、「9年ではまだまだこれから」と自らを戒め、これからの成長を誓った。デビュー前の練習生時代については、「同期がいたことでつらさを感じずに乗り越えられた」と話し、「練習の厳しさはあったが、仲間との協力や笑いに変える空気感があった。マイナスな感情になることがほとんどなかった」と当時を振り返る。 特にデビュー戦について、「めちゃくちゃ緊張したなという記憶がある。試合中の自分目線での景色をほとんど覚えていない」としつつ、「若手らしい必死さを見せられた」とプラスに捉えていた。
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