中国不動産大手「万科」、非中核資産の売却を加速 バルクセールやREITを活用して現金化急ぐ
■有利子負債を2年で3割圧縮へ 中国の不動産大手の中では相対的にましとはいえ、万科を取り巻く経営環境は厳しくなる一方だ。 同社は2023年10月末、不動産業界のデフォルト(債務不履行)リスクに対する市場の警戒感が高まる中で(債券や株式を売り込まれる)最初の信用危機に直面。2024年2月にも再び危機に見舞われた。 万科は2023年末時点で総額3200億5000万元(約6兆9450億円)の有利子負債を抱えている。同社は「着実なレバレッジ(債務)低減」という旗印を掲げ、2024年から2025年にかけて1000億元(約2兆1700億円)を超える有利子負債の削減を目指す。
(財新記者:陳博) ※原文の配信は5月1日
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