龍聖が会見ボイコットも電話で試合は受諾。山田彪太朗は「君がいるべき場所はここじゃない」とチクリ【KNOCK OUT】
一方、龍聖は会見の途中に山口氏に電話をかけると「そもそも、なんで給食当番の都合に合わせないといけないのかという話じゃないですか」と悪態。そして「会見見てましたよ。ふざけてんじゃん。切れがないとか言ってましたけど、さらにむかつきますね。そもそもいまだにこのカードに納得がいってない。山田ももちろんですが、山口さんにも腹が立っている。格闘家なので発表されたし、このカードは受けるけど、リングでボコボコにして、山田はもちろんですけど、山口さんにも後悔させたいと思います」と怒り心頭ながらも無事にカードは受諾。 これに山田が「受けてくださりありがとうございます。試合当日楽しみにしています」と挟むと龍聖は「あと1個言っておく。生理的に無理って言ったけど、話し方が生理的に無理だわ。直したほうがいい。以上」と一方的に電話を切った。 会見は続き、山田は「特に直接言いたいことはなかったが、試合が決まって、龍聖選手のことをいろいろ調べた。意外な事実を見つけまして。龍聖選手、実は結構ガリ勉。ガチで偏差値70くらいある高校を出ている。本来、龍聖選手は拳を握るべき人間ではなくシャーペンを握るべき人間。そのまま道を真っすぐ行けばよかったのに、こんな危険な拳を握って殴り合うというスポーツに来てしまったので龍聖選手には“君がいるべき場所はここじゃないよ。元に戻してあげようかな”ということは来ても来なくてもここで言うつもりだった」とこの日、準備していた言葉を明かす。
龍聖はここまで17戦17勝(11KO)で「無敗の暴君」というキャッチフレーズがついているのだが、山田は「無敗にこしたことはないが、今の自分の強みは過去に負けた経験があるということだと思っている。負けた経験のある男の強さを見せたい」と静かに闘志を燃やした。 そしてオフィシャルインタビューで龍聖が「友達には絶対なれないタイプ」などと語っていたことについては「それ見ました。こっちから願い下げだ。そんな奴と俺も友達になるつもりはねえよ、と思いました」と語るなど会見終盤になってやっと山田にもエンジンがかかってきた様子。 今回勝利すれば、龍聖の持つベルトをかけてのリマッチも考えられるのだが「もちろんベルトもいただければうれしいが、ただ今回、龍聖選手を倒してしまえば事実上のKNOCK OUTの王者だと思っている。KNOCK OUTのベルトが何が何でも欲しいというよりかは、KNOCK OUT王者である龍聖選手を倒すことに意味があると思っている。勝ってから気持ちがどう変わるかは分からないが、今現在は試合に集中して、ベルトについては意識してない」などとまずは目の前の試合に集中する姿勢を見せた。