スコットランドのゴルフ場スタッフがフレンドリーな理由…フォーマルな接客の日本のゴルフ場とは大違い
スコットランドのゴルフ場における“おもてなし”とは?
「Welcome!」。コースのスタッフは遠く日本から来た私を、優しい笑顔で快く迎えてくれました。 【動画】細長い岬がそのままゴルフコースに! これが1793年開場「フォートローズ&ローズマーキーGC」の絶景です 友人のスコット・ケリー氏がメンバーである「フォートローズ&ローズマーキーゴルフクラブ」。スコットランドのインバネスに位置するこのゴルフ場で筆者はたくさんの心温まる体験をしました。
スコット氏と2人でのラウンドの途中、他のメンバーとすれ違う時など毎回のように「彼は日本から来た友人だ」と紹介をしてくれます。そして紹介されたメンバーの方々は私に対して、「ラウンドを楽しんで」「ここは本当に景色が素晴らしいんだ」などと話しかけてくれるのです。 中にはこのコース特有の風などについて説明してくれるなど、ラウンドのアドバイスまでしてくれる方もいました。初めての、しかもスコットランドのメンバーコースをラウンドすることでやや緊張していましたが、さまざまな方々に声をかけてもらい、ホールを消化するに従い徐々に緊張がほぐれていきました。 ラウンドを終えた後、私たちはクラブハウス内のレストランのバーへと足を運びました。ここでもスコット氏が「日本からの友人」と私を紹介したところ、バーのスタッフは笑顔で「こんにちは!」「今日のラウンドはどうだった?」「今日は何を飲みます?」などと、古くからの知人のような気さくな対応で私に話しかけてきます。彼女のオープンでフレンドリーな態度はここは遠い異国であることを忘れさせ、心からリラックスする時間を過ごせました。 翌日、さらに北に位置する世界的にも有名なコースであるブローラゴルフクラブでラウンドしました。ここでもゴルフ場のスタッフが気軽に話しかけくれます。クラブハウス内に飾られている写真やトロフィーなどを見ていると、ゴルフ場の方が声をかけてきて、このゴルフ場の歴史などについて丁寧に説明をしてくれました。
スコットランド人はフレンドリーさから来るリラックスを求める
このようにスコットランドのゴルフ場ではスタッフとゴルファーの間に壁がなく、リラックスしたコミュニケーションが交わされてます。ゴルファーがリラックスして過ごすことを何よりも優先し、フォーマルなコミュニケーションよりもフレンドリーな関係を重視しています。