「酸味がはっきりして海の香りも」沖縄在来の野生ブドウでワインを自家醸造する夫婦の挑戦
世界の観光客がすごいと言ってくれるワインを
2024年5月、那覇市内のホテルに緊張した中田さんがいた。 中田浩司さん: みんなに飲んでもらうのは、ちょっと怖いものがありますね この日は日本ソムリエ協会が主催するセミナーで、自家醸造した「涙」が初めて振舞われた。 日本ソムリエ協会 田崎真也 会長: ポリフェノールは多いのですが苦みは非常に少なく、特に酸の広がり、酸の余韻を感じます。沖縄の食文化に新たに加わる県産のワインですので、ぜひ今後も楽しみにしております ソムリエ協会の田崎会長からお墨付きをもらった中田さん。セミナー後は、次のステップへの助言もいただいた。 日本ソムリエ協会 田崎真也 会長: アルコール度数をもっと高くしたほうが、リッチ感というか、より豊かな印象をアルコールによって与えておいて、そのあとに酸味が調和していったほうがバランスはいいですよという話をしました 中田浩司さん: ブドウが持っている糖度が高くないとアルコール度数が高いものができないということなので、もっとクオリティーの高いブドウを作らないといけないなと さらに中田さんは、まずはワインは作れたので、次はもっといいワインを作ろうという目標を掲げ、将来的には世界の観光客が「沖縄すごいね」と言ってくれるようなワインを作っていけたらいいなと語った。 今年の収穫に向け少しずつ色づき始めたリュウキュウガネブ。 世界に誇れるワインを目指し、中田さん達の挑戦は続く。 (沖縄テレビ)
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