8月30日公開!映画「愛に乱暴」 サレ妻・桃子役の主演・江口のりこさんインタビュー|STORY
“江口のりこさんが出るなら絶対面白い!”エキセントリックな役から等身大の役まで、ありとあらゆる役柄をこなし、STORY読者に絶大な人気を誇る江口のりこさん。8月公開の江口さんの主演映画「愛に乱暴」では、STORY世代サレ妻を熱演されました。作品に対する思い、そして、主人公桃子へのメッセージまで、江口のりこさんのインタビューをお届けします。 【写真あり】つい飲み込まれそうになる江口のりこさんの鋭い眼差し
【江口のりこさんprofile】 1980年生まれ。兵庫県出身。俳優。2002年、映画『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々』で映画デビュー。2020年公開の映画『事故物件 恐い間取り』で第44回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。’22年、エランドール賞新人賞を受賞。最新作は主演作『あまろっく』(’24/中村和宏監督)、『お母さんが一緒』(’24/橋口亮輔監督)、『もしも徳川家康が総理大臣になったら』(’24/武内英樹監督)など。TVドラマ「時効警察」シリーズ(’06・’07・’19/テレビ朝日)、「半沢直樹」(’20/TBS)、「ソロ活女子のススメ」シリーズ(’21~’24/テレビ東京)、「SUPER RICH」(’21/フジテレビ)などでも個性を発揮し、人気を博している。8月30日に主演映画『愛に乱暴』が公開予定。
-主人公、桃子はまさしく、40代“ゆらぎ”真っ只中と感じました。桃子を演じるにあたって、共感できたこと、自分とは違うと思ったことはありましたか?
自分とは全然違う人間ですね、桃子は。ただ原作を読んだ時に、桃子の気持ちに寄り添って読めたので、桃子のことは理解できました。私だけでなく、割とこの年代の女性だったら、(ああっ)って理解できるのではないかな。共感……というか、自分とは全然違うキャラクターですけれど、わからなくはないという感じです。桃子とは、状況というのか、抱えているものが全然違います。桃子は主婦ですしね。
- STORY世代、不倫ネタは男女ともに上がってきます。2人の関係に関して江口さんの率直なご意見を聞かせてください。ちなみに、真守役・小泉孝太郎さんの面白エピソードは?
桃子と真守の夫婦2人にも歴史があって、最初から、ああではなかったと思う。最初はもっと自分のことを必要としてくれていたし、でも、時間が経ち、いろいろあって、もう自分は完全に求められていないと、桃子はどこかでわかっているんだけど……わかっているんだけど、いつものように生活しているわけですよね。真守役の孝太郎さん。今回の役柄だったり映像で見る雰囲気が、今までにない孝太郎さんのイメージですよね。この旦那さん役を孝太郎さんがやられるって聞いた時は驚きました。一緒に芝居していて楽しかったし、面白い方です。孝太郎さんのおもしろいところは、なんかすっとんきょうなところ。あと、変な人です。ゴルフは控えてくださいって言われているのに、行ってしまう。撮影があるのに、どんどん(日焼けして)真っ黒になっていくので、カメラマンさんが、画がつながらなくなるのでは? と心配されていました。それでもゴルフに行くんですよ(笑)。そういう彼の子どもっぽいところがチャーミングですよね。