【エアコン料金】暑くて家にいる間、ずっとクーラーをつけています。沖縄ってどうなっているのでしょう? 夏の電気代は「とんでもない金額」なのでしょうか?
沖縄の夏は、国内でも特に厳しい暑さと高い湿度が特徴です。多くの家庭でエアコンの使用が欠かせません。暑い地域で、長時間のエアコンの使用した場合の電気代はどれほど高額になるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、沖縄の家庭でのエアコン使用状況について紹介します。また、他の地域の電気代と比較して、どのくらい違いがあるのかを詳しくみていきましょう。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
沖縄のエアコン使用状況
沖縄は基本的に高温多湿で蒸し暑い地域であるため、年中エアコンが稼働しているようなイメージがありますが、(一社)日本エアコンクリーニング協会によるとエアコンの普及率は80%台と意外に低いです。 夏は日差しが強いものの、海風が吹き込んでくるため35度を超える猛暑日は意外に少ないです。この沖縄の気候の特徴も、エアコンが普及しない理由の一つになっているのでしょう。 ただし、沖縄は猛暑日が少ないですが常に暑く、夏は日中が30度以上で夜は25度以上と温度差が5度程度とさほどありません。日中は暑さ対策をすることができますが、就寝中は知らぬ間に脱水症状や熱中症になってしまうこともあります。 そのため一日中エアコンをつけている家庭も少なくありません。沖縄でも夏季のエアコン使用によって、電気代がかかると考えられるでしょう。
沖縄と各地域の電気代を比較
では、沖縄地方の電気代はいくらかかるでしょうか。経済産業省資源エネルギー庁による、標準的な家庭における電気料金の試算結果を地域別に図表1にまとめました。 図表1
※経済産業省資源エネルギー庁「電気料金の改定について(2023年6月実施) 標準的なご家庭における電気料金の試算結果」を基に筆者が作成 電気料金を地域別にみると、北海道が一番高く、九州が一番安いことが分かります。沖縄の電気料金は北海道に次いで高く、「1万2877円」でした。
沖縄のエアコン料金
エアコンの1日当たりの電気代は、以下の計算式で求めることができます。 電気代=消費電力(W)÷1000×使用時間(時間)×1kWh当たりの電気料金単価(円/kWh) エアコンの電気代を計算する際は、まず消費電力を知る必要があります。消費電力はエアコンのメーカー・型番・冷暖房によって異なるため、商品のカタログや取扱説明書で確認しましょう。 今回は、以下を例に試算していきます。 ●エアコンの消費電力:800W ●使用時間:1日8時間 ●1kWhあたりの電気料金単価:約28円 1時間当たりの電気代……800÷1000×1×28=22.4円 1日当たりの電気代……800÷1000×8×28=179.2円 1ヶ月当たりの電気代……179.2×30=5376円 今回試算した結果、1時間22.4円、1日179.2円、1ヶ月5376円と比較的安価でしたが、沖縄の夏はエアコンをつけっぱなしの家庭が多いため、大きく変動する場合があります。また、エアコンの消費電力や使用時間も人それぞれ異なるので注意してください。