高利回りの罠も「年4回分配金がもらえる投資信託」17本利回りランキング!SBIと楽天でバカ売れ【新NISA応援】
「楽天・高配当株式を見て決めたのではありません。当社では年4分配の投信がSBI・Sを除き11本ありますが、投資対象の海外ETFの経費率+0.0638%。シュワブETFの米国での経費率は0.06%ですので、そこに0.0638%を加えて0.1238%です」 楽天とSBIの差は0.0682%。正直、誤差の範囲でちらを買っても同じではある。 SBIのほうがほんの少しお得な点は、SBI証券の「投信マイレージ」(投信を保有しているとポイント付与)。SBI・S・米国高配当株式では自身の保有残高に応じて年率0.022%のポイントがもらえる。 ■シュワブETFの強み SBIは楽天・高配当株式のヒットを見て急ぎ組成したと思われるが、米国シュワブ社との交渉などに時間がかかりそう? 「米シュワブ社との交渉はありません。米国籍ETFを買い付ける投信の場合、『残高は時価総額の3%以下』など米国市場のルールに沿って作ります。設定までの時間が当社は最短2カ月。シュワブETFの投信は前から候補になっていました」 しかしこれまでも米国株の年4分配投信はあった。米スパイダーの高配当株式やバンガードの高配当株式、増配株式の投信などだが、楽天・高配当株式ほどの残高はない。なぜ楽天・高配当株式は2カ月で約800億円も積み上がったのだろう。 「組み入れるシュワブの海外ETF(ティッカーSCHD)は個人は買えません。投信の形でしか投資できないわけです」 トータルリターンも優秀。 「期間5年で見ると、人気のバンガード高配当株式(VYM)が11.22%(24年10月末/以下同)。スパイダーのS&P500高配当株式(SPYD)は8.74%。シュワブETFは13.13%で、バンガード増配株式(VIG)と並ぶ水準です」 結構な利益である。そう聞くと、他にも年4分配でよさげな投信はないか知りたくなる。そこで年4分配の投信を分配金利回りでランキングしてもらった。対象133本。分配金利回りが高い順に並べると、1位は「三井住友・フォーカス・ジャパン・オープン」31.85%。2位は「NZAM 日本好配当株オープン(3カ月決算型)」31.30%。ちょっと待て、いくらなんでも利回りが壊れすぎ?