西武の育成出身20歳が気合の初回二塁打 プロ初の1番&三塁も「自分が流れを変えられるように準備していた」
◆西武6―9オリックス(24日、ベルーナドーム) 西武の滝澤夏央内野手(20)が約1年ぶりにスタメン出場し、初回にいきなり二塁打を放ってチームを鼓舞した。 ■滝沢の気合の初回二塁打!【動画】 1番も三塁もプロ初だったが「自分が流れを変えられるような選手になりたいという気持ちで準備をしていた」。初回先頭で迎えた第1打席に東の直球を捉えて右中間方向にライナー性の打球を飛ばした。外野手の間は抜けなかったが、迷わず二塁へ進みヘッドスライディング。先制点へとつながり「ああいう形でチャンスメークできたのは良かった」とうなずいた。 2022年に育成2位で入団し、同年5月13日に支配下選手契約を締結。同日の楽天戦でスタメン出場して内野安打を放つと、翌日には適時三塁打を放って2日連続でお立ち台に立った。「とにかくチームが勝てばそれでいい。気持ちで負けないように」。あどけなさが残るマスクでは隠しきれないほどの闘志をみなぎらせる。今季ワーストの8連敗で閉塞(へいそく)感が漂う中、若獅子も何とか打開しようとしている。
西日本新聞社