フューリーvsウシク戦延期 「意図的」との揶揄にエディー・ハーンが反論 | ボクシング
フューリーvsウシクの延期が発表された。「意図的な対戦回避」との主張をほのめかすウシク陣営にエディー・ハーン氏が反論している。
タイソン・フューリーがオレクサンドル・ウシクとの4団体統一王座戦を延期することを表明した。これにより、ファンはヘビー級の動きをしばらく見守らなくてはならなくなった。 フューリーはトレーニングキャンプ終盤、スパーリングに右眉上に深い傷を負った。治癒には数ヶ月要する見込みであり、傷が癒えたとしても医師の許可を得てからでないとリングに戻れない。 トレーニング中の負傷でこの規模の試合が延期となると、様々な憶測が飛び交う。ウシク陣営からは、この怪我はフューリーが試合を回避するために仕組まれた意図的なものではないかと、半ば冗談でほのめかす声もあった。 しかし、マッチルームのプロモーター、エディー・ハーン氏はこれらの疑惑を即座に払しょくする。ボクシングという厳しい競技の中で、こうした出来事は起こり得ると強調した。 ハーン氏は『iFL TV』で「深刻な傷だと思われる」と話す。 「映像では肘が原因のように見える。フューリーは保護が不完全なヘッドギアをつけてスパーしているが、キャリアを通じて何千ラウンドもこなしているんだ」 「『怪しい』『インチキでは?』と私のグループチャットでも疑う声があるが、私はそこで『何を考えている?彼が自分で自らをナイフで切っているとでも?』と返している」 「彼はキャンプで長い時間をかけてトレーニングし、アンディスピューテッド王者決定戦という大一番を2週間後に控えていたんだ」 「これはごまかしではない。ボクシングだよ、起こりうることだ。しかし、そんな大舞台での一戦がこれで流れるとは、本当に痛ましいことだ」
Matt Astbury