「インパクトがある」…EVマイクロバス、EVモーターズが来春投入
EVモーターズ・ジャパン(北九州市若松区、佐藤裕之社長)は17日、電気自動車(EV)マイクロバスなど2025年春に日本で発売予定の新型EVバス3車種を報道陣に公開した。EVマイクロバスは車両の長さや床面の高さが異なる全3タイプを用意し、自治体向けなどで早期のシェア獲得を目指す。仕様によって変動するが、EVマイクロバスの価格は1台3000万円前後。3タイプ合わせて年1000台の販売を目指す。 EVマイクロバス以外の2車種は、車両総重量(GVW)4・5トンで準中型免許で運転が可能な乗車定員10人のEV乗り合いバスと、航続距離を従来比約100キロメートル延ばし約350キロメートルとしたEV大型路線バス。 現在搭載する車載電池は中国・寧徳時代新能源科技(CATL)製だが、今後は複数のサプライヤーからの調達も検討する。車両は中国の委託先で生産した完成車を輸入しつつ、25年3月をめどに稼働開始を目指す福岡県の新工場に順次生産を移管する方針だ。 同日会見したセールスリレーションシップ部門の広松誉史ディレクターは「地方では過疎化などによりマイクロバスのニーズがある。競合も販売していないEVマイクロバスはインパクトがある」と意気込んだ。