ダルビッシュ有 PHOTO:Getty Images

＜2024年10月6日（日）（日本時間7日）MLB ロサンゼルス・ドジャース 対 サンディエゴ・パドレス ＠ドジャー・スタジアム＞ 【動画】大谷翔平は道具も異次元だった！元メジャーリーガーが驚愕スペックを熱弁 「今日の主役は俺だ！」――敵地ドジャースタジアムで、そう言わんばかりの快投を披露した。 ドジャースとパドレスが対戦したナショナル・リーグディビジョンシリーズ第2戦で先発したパドレスのダルビッシュ有（38）が強打のドジャース打線を相手に7回82球を投げて3安打1失点、奪三振3、四球2という快投を見せた。 前日の試合で打ち負け、地元サンディエゴに戻る前に何とか一矢報いたいパドレスは大事なこの試合をダルビッシュに託した。 この起用にダルビッシュは初回からエンジン全開。先頭打者の大谷翔平（30）から空振り三振を奪うと、強打のドジャース打線を相手に三者凡退に仕留めるという最高のスタートを切った。 2回、ダルビッシュは2本の安打と四球で無死満塁のピンチを背負ったが、ラックス（26）の犠牲フライによる1点で切り抜けると3回以降は安打を許さない好投を披露。 スライダーを軸にした7種類もの変化球を多彩に操るという熟練の投球を前にドジャース打線は完全に沈黙。3回には大谷をボテボテの一塁ゴロに打ち取るなど完璧の投球を見せた。 そして5回、ダルビッシュは久々に安打を許したが、その後の打者をあっさりと打ち取ってこの回もゼロに。ここまで59球という少ない球数で効率よく抑えて勝ち投手の権利を得た。 6回、この日最後の大谷との対決となったが、打つ気満々の大谷に対し、ダルビッシュは変化球で丁寧に低めを突いてピッチャーゴロに打ち取り、レギュラーシーズンを含めての通算での対戦成績を8打数1安打と完璧に抑えた。 これで勢いに乗ったダルビッシュはベッツ（31）、キケ・ヘルナンデス（33）も打ち取って三者凡退に抑えた。 チームを引っ張るべく、7回もマウンドに立ったダルビッシュだったが… イニング間の投球練習中に観客席からグラウンドへ物が投げ込まれるというハプニングがあり、10分以上試合が中断することに。 投球への影響が心配されたが、ダルビッシュは先頭打者を四球で出塁を許すも、この回も無得点に抑えてみせた。 ダルビッシュは7回打者25人に対して82球を投げ3安打1失点、奪三振3、四球2という好投を見せ、先発の役割を果たして降板した。 大舞台の中でもさすがの投球を披露したダルビッシュ有。大谷相手に貫禄を見せる形となった。試合は8回表を終えて7-1でパドレスがリードしている。

大谷翔平 PHOTO:Getty Images

大谷とダルビッシュは3月に行われた韓国での開幕シリーズで初対戦が実現。遊ゴロと右前安打の2打数1安打。4月14日での対戦では空振り三振、三飛、空振り三振と3打数無安打で完璧に抑えた。 今季レギュラーシーズンでの大谷との対戦成績は5打数1安打 打率.200としていた。