マカオ、同宿の友人男性が金庫に保管のカジノチップ盗む…中国人の女逮捕、3年超オーバーステイも発覚
マカオ司法警察局は9月2日、コタイ地区にあるホテルの客室内に同宿の男性が保管していた15万香港ドル(日本円換算:約282万円)分のゲーミング(カジノ)チップを盗んだとして60代の中国人(中国本土)居民の女を逮捕したと発表。 同局によれば、被害者の男性と容疑者の女は約1年前に知り合い、これまで複数回にわたってマカオで一緒にカジノプレイや同宿をする友人関係にあったとのこと。男性は8月24日にマカオ入りし、この女とともに過ごしていたが、同月31日午前、ホテル客室内にあった金庫に25万香港ドル(約470万円)分のチップを入れ、暗証番号を設定した上で女を部屋に残して外出し、用事を済ませて同日午後に部屋へ戻ったところ、女の姿がなく、金庫の中に保管していた15万香港ドル分のチップがなくなっていたことから、女に盗まれたものとみて警察へ通報したという。 通報を受けた同局が捜査に着手し、同日中に女を同じホテルの別の客室内で逮捕することに成功。この際、女は他人から盗んだとみられる合計15万香港ドル分の現金とチップを所持していた。女は同局の調べに対し、男性と何度も同宿するうちに男性がいつも使うパスワードを覚えたとし、男性が部屋から出た隙を狙ってチップを盗み、一部を現金化したなどと供述したとのこと。同局では、女を加重窃盗罪で検察員送致するとともに、女が3年8ヶ月にもわたってオーバーステイ状態にあったことが判明し、これについても別途で立件するとした。