悪天候にも負けない国内最高峰の戦い「マイナビ Japan Cup Yokosuka」BMXフリースタイル・パーク/フラットランド種目
3位は15歳の最年少ライダーとして頭角を表している松本翔海。ラン1本目では「バックフリップ・テールウィップ 」や「ダブルトラックドライバー」、「720」をはじめとした高難度トリックを数々メイクしフルメイクで終えると、2本目では1本目のルーティンの中で「バックフリップ・テールウィップ」の完成度を上げて、スパインでの「バックフリップ」やクオーターでの「540・バースピン」などさらにトリックセレクションをアップデートしたライディングで高得点を叩き出し、今回表彰台の座を手にした。
女子エリート 一方、女子エリートクラスは東京オリンピック日本代表の大池水杜と現全日本チャンピオンの内藤寧々、そして国際大会で優勝を含む見事な好成績を残し鮮烈なエリートデビューを果たした小澤美晴を含む8名で争われた。ただコース上はかなり風に煽られる展開に各選手が苦戦する様子が見受けられた。 今回、見事優勝を収めたのはここ最近国際大会での活躍が顕著な小澤美晴。女子の中では世界最高峰と言われるほどのトリックセレクションを有する彼女は1本目からボックスジャンプでの「トラックドライバー」や「テールウィップ」を始め、スパイン to スパインでの「トボガン」や「キャンキャン」そして最後はクオーターでの「X-Up」まで見事なトリックアフタートリックを見せた。 ラン2本目では強い風が吹いている中にも関わらず見事な「バックフリップ」をボックスジャンプでメイクすると、クオーターでも完璧なペダルキャッチの「テールウィップ」やスパインでの「360」など女子では一筋縄では決め切れないトリックを余裕を持ってメイクする姿に強さを感じた。今大会の優勝により国内大会は名古屋大会に続き2連覇。来月の全日本選手権での活躍にも期待だ。
準優勝は小澤と同じく若手ライダーとして成長著しい山本結花。豪快なエアーの中にスタイル溢れるトリックを入れてくる彼女はラン1本目で、ボックスジャンプでの「360」やクオーターでの「テールウィップ」、そしてスパイン to スパインをトランジションに使用すると最後はクオーターで「540」を綺麗にメイクした。ラン2本目では1本目をアップデートはできなかったがクオーターでの「テールウィップ」や「アリウープ・X-Up」は彼女のスタイルを感じるものだった。1本目のランが高評価を受け平均点を伸ばし見事2位を勝ち取った。
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