悪天候にも負けない国内最高峰の戦い「マイナビ Japan Cup Yokosuka」BMXフリースタイル・パーク/フラットランド種目
BMXフリースタイルパーク種目にて、男子はパリ五輪5位入賞の中村輪夢が、女子はその強さ止まるところ知らない小澤美晴が優勝。
男子エリート 男子エリートクラスは、決勝が中止となったことから結果的に参加選手16名の中から予選の成績を元に今大会の優勝者を決めることになった。今回は優勝候補の中村輪夢と溝垣丈司、小澤楓など国内外で活躍する日本人選手たちに韓国人選手のキム・ヨンホを加えたアジアトップクラスの選手たちによりハイレベルな戦いが繰り広げた。なお予選はラン2本のスコアのアベレージが最終スコアとして採用されるフォーマットだ。 そんな戦いの中、圧倒的な得点差で優勝を果たしたのは中村輪夢。この夏世界中を感動の渦に巻き込んだパリオリンピックでは5位入賞、先日の「X Games Chiba 2024」では銀メダルを獲得し、今後の更なる活躍に期待が集まっている彼。 ラン1本目は「バックフリップ・バースピン to バーバック」や「フレア・ダブルバースピン」、「バースピン720」など高難度トリックの数々を余裕の走りでメイクすると、ラン2本目では1本目のトリックの精度を上げ、「バックフリップ・バースピン to バーバック to バースピン」や「タックノーハンド720」、「360インバート」などスタイルもしっかり取り入れたランで今大会最高得点をマークし昨年大会に引き続き2連覇を果たした。
準優勝は前回の名古屋大会の覇者である小澤楓。ひとつひとつのトリックの精度の高さにい定評のある彼は、ラン1本目にてボックスジャンプでバックワーズの面ピタ「360」からランを始めると「バックフリップ ・ダブルバースピン」や「フレア」など高難度のトリックを次々にメイク。最後はスパイン to スパインのセクションで「ディップスリー」を2連続で決めて見せた。 ラン2本目では1本目のアップデートを目指し「バックフリップ・テールウィップ」や、スパイン to スパインでの「トラックドライバー」と「360・テールウィップ 」など見事メイクしてフルメイクでランを終えたが、中村には一歩と届かず今大会は2位という結果となった。
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