春再び 選手紹介/7 新城健太朗選手(2年) 「朝風呂」で士気高め /愛媛
<第91回選抜高校野球大会 センバツ> 新チーム結成以来、5番を中心に打撃の中軸を任されてきた。守備でも秋の公式戦では失策ゼロと安定感がありチームメートからは厚い信頼を寄せられる。 沖縄県浦添市出身。中学時代は軟式野球をしていたが、中3の春に監督から声を掛けられた。県外には一度しか出たことが無かった。地元で野球をしたいという思いもあり悩んだが、「思い切ってやってきな」と母から背中を押されて進学を決意した。 「逆方向に打つこと」が得意だ。ボールを引きつけ右翼方向に運ぶ。課題は守備。特にゴロの捕球が苦手で、この冬は集中的にノックを受けて改善に取り組んでいる。 好きな言葉は「臆せず挑戦」。試合前には朝風呂に入り気持ちを高めて試合に臨む。 入学へと出発する那覇空港で見送りに来た母に一言伝えた。「甲子園連れてったるわ」。約束を果たせる喜びをかみ締めながら、夢舞台へ練習を積み重ねる。【遠藤龍】