眞栄田郷敦、高橋文哉、板垣李光人が語る!映画『ブルーピリオド』の撮影秘話
【左・高橋さん】シャツ ¥137500、パンツ¥171600、シューズ¥137500/ロエベ ジャパン クライアントサービス(ロエベ) その他/スタイリスト私物 【中央・眞栄田さん】ベスト¥216700(参考価格)、シャツ¥108900(参考価格)、パンツ¥147400(参考価格)、シューズ¥115500、イヤーカフ¥55000/ジバンシィ ジャパン(ジバンシィ) 【右・板垣さん】ジャケット¥174900、ニット¥174900、パンツ¥116600、シューズ¥107800/マルニ ジャパン クライアントサービス(マルニ) その他/スタイリスト私物 ●商品情報はViVi2024年9月号のものです。
――役作りへのアプローチは何をしましたか?
板垣 僕はまずはビジュアルですね。衣装合わせのときにチェックシャツがたくさんあったのですが、どのチェックが、一番世田介っぽいのかを考えて。夏場でも半袖というより、長袖をまくりたかったので、そういうビジュアルのアプローチはたくさんやりました。あと、さっきも言ったように世田介は子供だし青さがあり、それゆえに八虎との衝突がある。でもそれは彼自身にも八虎にも大きなものなので、そこは大事にしたいなと。原作では絵のタッチで世田介のきつい言葉や態度にも愛嬌が生まれますが、実写でやると強くなりすぎてしまう。予備校では徹底して嫌なやつに徹し、試験の際には世田介なりの反省みたいのを出したくて。原作で垣間見える彼ならではの可愛らしさも見せていきたかったので、そのバランスは特に意識しました。 眞栄田 僕は似ている部分が多かったので、すんなりと八虎になれたんですが、そのぶん苦しんでいるシーンでは一緒に苦しめられることも多かったです。だからこそ、合格発表のシーンでの表情はすごく自然にできたし、お母さんに電話する場面では本当に心が揺さぶられました。あのシーンはテストしてしまうと感情があふれてしまいそうだったから、本番一発でやりたいとお願いして、テスト無しで挑みました。 高橋 僕は1ヵ月でやれることは全部やったと思います。外見の役作りをしながら内面がついてきたらと思い、そこはあえてほぼ何もしてないです。ネイルにもエステにも行きましたし、ヨガに行き、おしりと胸だけ鍛えました。顔にスチーマーを当てたり、美容液にもこだわってみたり、YouTubeで「かわいくなる方法」を検索して、出てきたことすべてマネしてみました。もちろん、歩き方や仕草も勉強して、家にいるときはヒールで生活して生活環境もすべて変えました。自由な自分の時間はまったくなかったですね。断食もして、しっかり痩せてユカちゃんに挑みました。