得意技術や製品をアピール メッセナゴヤ、「光る町工場」に10社集結
10月30日から11月1日までの3日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催された日本最大級の異業種交流展示会「メッセナゴヤ2024」では、「きらりと光る町工場コーナー」が設けられた。製造企業10社が集結し、各社自慢の技術を紹介した。 自動車向けのプレス部品の試作品メーカー、タキオン(本社安城市)は、自社製作したプレス部品を展示。最短7日で製作できるスピード感をアピールした。杉山恵一社長は「現在、売り上げの9割程度は自動車関連だが、異業種にも販路を広げていきたい。少量を短納期で求める顧客の開拓につながった」と手ごたえを感じていた。 ばねメーカーの石川製作所(本社愛知県東郷町)は、自動車向けを中心としたばね製品を並べた。金型製作を内製化することで、低コスト・短納期・不良品率低減につなげている点を強調。荒川和哉社長は「自動車以外の業界からのニーズも知ることができ、受注につながりそうだ」と笑顔を見せた。