【ボーイズリーグ】旭川大雪がアシックス旗争奪春季北海道大会で8連覇 札幌豊平との打ち合い制し頂点に
アシックス旗争奪第33回春季北海道大会の最終日は29日、岩見沢栗沢球場で決勝を行った。旭川大雪ボーイズが7―3で札幌豊平ボーイズに打ち勝ち、8年連続11度目の優勝。3打数2安打の9番打者・柴田悠叶二塁手(3年)が最優秀選手賞に輝いた。 1点を先行された旭川大雪は3回、無死から柴田の投前バント安打でチャンスメイク。1番・水口叶夢主将(3年)の左中間三塁打で同点とし、なおも四球を挟んで3番・加藤大知(3年)の左越え二塁打で逆転した。5回には6番・佐藤煌太(3年)の犠飛などで2点、6回にも加藤大の右前適時打などで3点を加え、主導権を渡さなかった。 1回戦から積極的に“足”を使った攻撃で得点を量産。決勝も3盗塁や単打の当たりを好走塁で二塁打にするなど、鍛え上げてきた走力を存分に発揮した。 3月の春季全国大会ではベスト8進出の快進撃。準々決勝で生駒ボーイズ(奈良)に1点差で惜敗したが、その相手は準優勝した。紙一重の争いは成長を促す大きな財産。西大條敏志監督は「それを自信にし、道内の大会でもうぬぼれずに落ち着いてやろうと話してきた。冷静に戦えたのではないか」と今季1冠目を評価した。
報知新聞社