「セルティックで成長した選手は一人も思い浮かばない」 スコットランドの“絶対王者”が迎えた大ピンチ
現在はレンジャーズに抜かれて2位に
前任のアンジェ・ポステコグルーの下で支配的なフットボールを展開していたセルティックだが、今季はブレンダン・ロジャーズの下で大苦戦している。 現在スコットランド国内リーグではライバルのレンジャーズに2ポイント差をつけられ、2位に甘んじている。圧倒していた昨季からは想像できない事態で、リーグ制覇も怪しいものとなってきた。 クラブOBでもある解説のクリス・サットン氏もロジャーズ率いるセルティックの戦いぶりに不満を抱いている人物の1人だ。チームで成長した選手は思いつかないと厳しい評価を下していて、チームのことを心配している。 「今季のセルティックで成長した選手は一人も思い浮かばないが、それは監督にも原因がある。セルティックが国内で落とした勝ち点を見てみると、大惨事だったチャンピオンズリーグのことは忘れるべきだ。国内だけで見ても、彼らは貧弱だ」 「大事なのは次のゲームだ。あまり先を見据えるべきではないし、次の試合に勝ち、できればキャメロン・カーター・ヴィッカースや旗手のような主力選手を早く取り戻してほしい。ブレンダンが長年にわたり、自身が優れた指揮官であることを証明してきたことは我々も知っている。彼は再びそれを証明しなければならない。現時点で彼はチームのベストイレブンが何なのか全く分かっていない。それが問題だ」 まずは25日のマザーウェル戦での勝ち点3が絶対条件で、終盤にはまだレンジャーズとの直接対決も控えている。セルティックにとってリーグタイトル獲得失敗は許されないが、ここで踏ん張れるか。
構成/ザ・ワールド編集部