オラクル、29年度売上高は1040億ドル以上と予想-クラウド事業拡大で
(ブルームバーグ): ソフトウエアメーカーの米オラクルは、2029会計年度の通期売上高が少なくとも1040億ドル(約14兆8000億円)に上るとの見通しを示した。クラウドインフラ事業の成長見通しを楽観しているシグナルだ。
エグゼクティブバイスプレジデントのダグ・ケーリング氏は12日、オラクル主催のアナリスト向け年次説明会で見通しを明らかにした。同社はまた、26年度の売上高見通しを従来の650億ドルから660億ドル以上に引き上げた。ブルームバーグの調査したアナリスト予想の平均では、26年度売上高は645億ドルと見込まれていた。
データベースソフトで知られるオラクルは、アマゾン・ドット・コムやマイクロソフト、アルファベット傘下のグーグルに対抗するため、コンピューター処理能力とストレージを貸し出すクラウドインフラ事業での足場拡大に注力。オラクルのクラウドは、生成人工知能(AI)作業分野での成功で評判を高めている。
オラクルの株価は12日の時間外取引で一時約5%上昇した。
原題:Oracle Sees $104 Billion Sales in Fiscal 2029 on Cloud Expansion(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Brody Ford