迫る冬本番、雪囲い 金沢・尾﨑神社
●「大雪(たいせつ)」県内、3地点で今季最低気温 二十四節気の一つで、冬が本格化する頃とされる「大雪(たいせつ)」の7日、石川県内は上空に流れ込んだ寒気の影響で冷え込み、朝の最低気温は七尾2・6度、羽咋2・7度、かほく2・9度と今季最低を更新した。金沢市丸の内の尾﨑神社では建物を風雪から守る雪囲いが施され、朱塗りの社殿に合わせた赤い杉板を取り付けて冬支度を整えた。 雪囲いは1931(昭和6)年ごろから毎年12月上旬に行う風物詩となっている。国重要文化財の本殿や拝殿などに、作業員が縦約1・8メートル、横約1・5メートルの杉板126枚を次々と取り付けた。来年3月上旬まで設置され、永井隆宮司(75)は「冬にしか見られない姿を楽しんでほしい」と話した。 県内は日中も気温が上がらず、正午までの最高気温は金沢で12月下旬並みの8・8度、輪島は1月下旬並みの6・1度にとどまった。金沢地方気象台によると8日も冬型の気圧配置が続き、県内は雨やみぞれが降る見込み。 ●カエデ落葉を観測 金沢地方気象台は7日、金沢でイロハカエデの落葉を観測したと発表した。平年より3日遅く、昨年より4日早い。