【MLB】ヤンキースがフアン・ソト争奪戦から一歩後退か 「メッツとレッドソックスが最有力」と米記者報道
今オフのFA市場における最大の目玉と言われているのがヤンキースからFAとなった若き強打者フアン・ソトだ。もちろんヤンキースはソトの引き留めに全力を注いでいる。しかし、「NJ.com」のランディ・ミラー記者が日本時間12月1日に出演したラジオ番組で語ったところによると、ヤンキースはソト争奪戦において「4番手で終わる」可能性が高いという。ブルージェイズが「オールインしている」ほか、現時点ではメッツとレッドソックスが最有力候補となっているようだ。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ ミラー記者は「私はレッドソックスとメッツの2球団に絞られると思っている」とコメント。メッツは大富豪のスティーブ・コーエン・オーナーが他球団を上回る金額を提示する意向を明言しているため、「最高の条件をオファーできる球団」として最終候補に残るのはうなずける。一方、レッドソックスはやや意外な印象も受ける。 しかし、ミラー記者によると、レッドソックスはソト争奪戦で優位に立つために、ソトと同じドミニカ共和国出身のレジェンド選手であるデービッド・オルティスをソト獲得のためのリクルーターとして稼働させているという。そして、ソトはオルティスからの熱烈な勧誘に好印象を持っているようだ。また、レッドソックスは優勝できるチームを作るために、ソト以外の大物選手も獲得する予定であることをソトに通達。そうしたレッドソックスの姿勢がソトのハートを射止める可能性があるというわけだ。 当初メッツとともに最有力候補とみられていたヤンキースについて、ミラー記者は「ソトを高く評価しているのは間違いない。しかし、彼らがソトに6億ドルをオファーするとは思えないんだ」とコメント。「私が聞いた話によると、ヤンキースが出せるのは最大でも5億5000万ドル前後だろう」と語り、ヤンキースが金銭面で他球団に後れを取っていることを明かした。ヤンキースにはアーロン・ジャッジというチームの看板選手がおり、ジャッジ自身が「自分超えの大型契約」にゴーサインを出しているとはいえ、ジャッジを大幅に上回る巨額の契約をオファーしにくいという事情があるのだろう。