娘が結婚します。親としては式や新婚生活の援助をしてあげたいですが、さすがに全部というわけにはいきません。一般的にどのくらいの金額を出せばいいのでしょうか?
親・親族からの援助総額は平均181万1000円
「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023」によると、結婚費用に対する親・親族からの援助総額は平均181万1000円です。あくまでも平均であって親が必ずこの金額を援助する必要はありません。あくまでも目安として、自身の収入や貯金額などを考慮したうえで援助額を決めるとよいでしょう。 ■贈与税の課税対象にならないように注意が必要 娘を思うあまり援助が高額になりすぎると贈与税の課税対象になる可能性を高める点に注意してください。なお、結婚資金は1人300万円まで贈与税が非課税扱いです。両親や祖父母が子の名義で開設した金融機関の専用口座から、資金の領収書などを提示することで必要資金を一括して拠出できます。 さらに受贈者(18歳以上50歳未満の人に限る)1人あたり年間110万円までの暦年贈与(贈与税の基礎控除額)と併用できます。
結婚にかかる費用を理解して適切な援助額を検討しよう
娘の結婚費用をどのくらい援助すればよいという具体的な決まりはありません。まずは結婚にかかる費用総額がどのくらいになるのかを把握し、そのうえで娘に援助してほしい金額を伺ってみるとよいでしょう。 その際に、貯金を全額使うなどの無理な援助は避けてください。援助をした結果、自分たちの生活費だけでなく、万が一のときの医療費などを用意できなくなるリスクを高めるからです。 出典 株式会社リクルート ブライダル総研 ゼクシィ結婚トレンド調査 2023 首都圏 株式会社リクルート 新婚生活実態調査 2023 一般社団法人 全国銀行協会 Q.結婚費用を援助してもらうと贈与税はかかりますか? 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部