【香港カップ】ロマンチックウォリアー盤石の3連覇! リバティアイランド2着&タスティエーラ3着
[GⅠ香港カップ=2024年12月8日(日曜)3歳上、シャティン競馬場・芝2000メートル] 香港国際競走が8日、シャティン競馬場で行われ、メインの第38回香港カップ(1着賞金2240万香港ドル=約4億3185万円)が11頭によって争われた。日本からはタスティエーラ(牡4・堀)とリバティアイランド(牝4・中内田)の2頭が参戦。 レースはウイングスパンがじわっと先行して、タスティエーラが外から2番手を追走。さらにエンカウンタードが続き、人気のロマンチックウォリアーはスムーズな4番手を進んだ。リバティアイランドは8番手あたりからの競馬。タスティエーラが4コーナーで前に並びかけたが、その直後にはロマンチックウォリアーがピタリとマーク。満を持して仕掛けると、粘るタスティエーラを振り切り、外から脚を伸ばすリバティアイランドを寄せ付けず鞍上のJ・マクドナルドが喜びを爆発させながらゴールを駆け抜けた。勝ちタイムは2分00秒51(良)。1馬身半差の2着がリバティアイランドで、さらに1馬身1/4差の3着にタスティエーラと日本馬が続いたが、これで今年、日本調教馬は海外GⅠをひとつも勝てずに終わったことになる。 ロマンチックウォリアーは史上初の香港カップ3連覇。昨年の豪GⅠコックスプレート以降、日本の安田記念を含めてこれで7連勝となった。 1着ロマンチックウォリアー・マクドナルド騎手「信じられない。私はこの馬をとても誇りに思っています。ダニー(シャム調教師)と彼の厩舎による素晴らしい努力が実を結びました。ロマンチックウォリアーは最高の馬です。(レース中)彼は飛んでいました。誰でも彼に乗ることができるほどに彼はとても簡単です。私は幸運です。彼は一生に一度、出会えるかどうかのレベルの馬です」 2着リバティアイランド・中内田調教師「ロマンチックウォリアーという強敵には完敗だったんですが、リバティアイランド自身は自分の競馬はしてくれたかなと思います。事前に川田騎手と、今日は馬のリズム重視でいってリバティアイランドの走り、リバティアイランドの競馬をしようという話をしていました。川田騎手もそのとおりに騎乗をしてくれましたし、しまいもリバティアイランドらしい末脚を見せてくれたかなと思います。前走の内容を考えると、今回はちゃんと走ってくれたと思います。本当にチームスタッフがよく頑張ってくれました。またそれをサポートしてくれる方もたくさんいらっしゃったので、その方たちにまずは感謝の気持ちを伝えたいのと、それに対して馬もしっかり応えて頑張ってくれたかなっていうところですので、本当にこの経験がまた先に生きてくるんじゃないかなと思っています」 3着タスティエーラ・レーン騎手「今日はロマンチックウォリアーに対してよく頑張ってくれました。いいポジションを取ったけど、ポジションを取るために脚を使うシーンがありましたが、リズム良く、リラックスして運べていました。ダービーのときから精神面と力の面で成長を感じました。一生懸命頑張ってくれましたね」
東スポ競馬編集部