塁上で会話する大谷翔平とウォールズ

【MLB】ドジャース ７-３ レイズ（8月23日・日本時間24日/ロサンゼルス）　　　　　 【映像】相手野手に全身でリアクションする大谷 　ドジャースの大谷翔平投手がイチロー氏以来となる13年ぶり、日本人メジャーリーガーでは2人目の40盗塁を成功させた。大台に乗せた大谷に対して、レイズのショートを守るウォールズ内野手とサードのカミネロ内野手から立て続けに祝福を受けてほっこりする一幕があった。 　ドジャースが0-3と3​点ビハインドの4回裏、「1番・DH」で出場した大谷にこの試合で2度目の打席が回ってきた。大谷はカウント0-1からの2球目、インコースのシンカーに詰まらされたものの、ショートへの内野安打となって出塁する。 　今季40個目の盗塁に期待がかかるなか、大谷は1死からフリーマンへの初球にスタートを切った。キャッチャーのブラントリーは二塁へ送球することすらできず、大谷は楽々と盗塁成功。自身初となる40盗塁を決めた。 　この盗塁で『40-40』へリーチをかけたからか、セカンドのベースカバーに入ったショートのウォールズが笑顔で大谷に話しかける。「おめでとう、すごいな」とでも言ったのだろうか。大谷も身体全体を使ったリアクションを取りながら笑顔で応じ、ほっこりとした時間が流れた。 　さらに、直後にフリーマンがレフトフライを打って大谷はタッチアップで三塁に到達すると、今度はサードを守るカミネロも大谷に話しかけ、40盗塁を祝っているようだった。 　試合中にもかかわらず相手チームの選手から祝福を受ける。それが大谷の、そして40盗塁という数字のすごさなのだろう。 　さらに大谷は、3-3の同点で迎えた9回、満塁で第5打席に入ると、初球のスライダーを捉えて右中間スタンドへ突き刺し、劇的なサヨナラグランドスラムで2年連続3度目の40号ホームランを達成。MLB史上6人目、日本人選手初となる40本塁打・40盗塁『40-40』の快挙達成となった。なお、出場126試合目での『40-40』達成は、2006年に147試合目で達成したソリアーノ（当時ナショナルズ）を抜いて史上最速。さらに40本塁打と40盗塁の“同日達成”は、史上初の快挙となった。 （ABEMA『SPORTSチャンネル』）