開幕4連勝の日本製鉄堺ブレイザーズ、3位のジェイテクトSTINGS愛知と対戦。SVリーグ男子第3節
10月26日(土)27日(日)、「大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)」男子第3節で、4勝0敗の日本製鉄堺ブレイザーズと、3勝1敗で3位につけるジェイテクトSTINGS愛知が対戦する。
昨シーズン同様、開幕4連勝と好スタートを切った日本製鉄堺ブレイザーズは、今季もエースとして君臨するシャロン バーノンエバンズを中心に強力な攻撃を展開している。エバンズはその身体能力を活かし、最高到達点382cmからの強烈なスパイクでチームをけん引している。
また、今季は若手選手の成長も著しい。安井恒介がレギュラーに定着し、開幕戦から安定したプレーでエバンズに次ぐ得点源として活躍している。さらに、ルーキーの上村琉乃介は、前節のVC長野トライデンツ戦でピンチサーバーからサービスエースを決めるなど、チームに勢いを与えている。
一方、ジェイテクトSTINGS愛知は開幕2戦目で黒星を喫したものの、その後は持ち直し、先週のウルフドッグス名古屋戦で連勝。チームとしての完成度を高めている。
アメリカ代表のトリー デファルコが新加入し、攻撃の核としてチームを支える。強力なスパイクを武器に、勝負どころで高い決定力を発揮しており、ブレイザーズの守備陣にとって脅威となるだろう。
また、ブラジル代表としてリオ五輪で金メダルを獲得したリカルド ルカレッリも、徐々に出場機会を増やしている。さらに調子を上げていけば、STINGS愛知の攻撃力は一層増すことが予想される。
その攻撃陣を操るのは日本代表のセッター関田誠大、試合の流れを自在にコントロールする司令塔だ。前節のウルフドッグス名古屋戦でも、個々のスパイカーの長所を生かすトスで、勝利に大きく貢献した。新加入のリベロ・小川智大も守備の要として活躍し、チームの堅守を支えている。
両チームともに、強力なアタッカーと堅実なディフェンスを兼ね備えており、どちらが先に主導権を握るかがポイントとなるだろう。昨季の下位クラブを相手に4連勝した日鉄堺BZにとって、試金石になる大事な試合と言えるだろう。また、各国代表クラスのメンバーが加わり、新しい戦い方を模索しているSTINGS愛知は、連勝で一気に上昇気流に乗りたいところだ。
首位をキープしたい日鉄堺BZと、3位からのさらなる浮上を狙うSTINGS愛知の試合は大阪府堺市の日本製鉄堺体育館で行われる。すでに両日ともチケットは完売となっている。
J SPORTS 編集部