【NFL】ブロンコス戦を受けてオフェンスを立て直す可能性について言及したビルズQBアレン
現地13日(月)夜、デンバー・ブロンコスのキッカー(K)ウィル・ルッツが決勝点を挙げる2度目のチャンスで蹴り上げたボールがアップライトの間を通ってニューヨーク州北部の夜を突き抜けたときに、バッファロー・ビルズは時間切れとなった。マンデーナイトでブロンコスに24対22で敗れたビルズのシーズンも時間切れになったのだろうか。
ビルズ攻撃陣はブロンコス戦で4回のターンオーバーを喫し、6試合連続で25点以下となったことでさらに勢いを失っている。また、クオーターバック(QB)ジョシュ・アレン率いる攻撃陣がそうした状況を変える時間はもうないのではないかという懸念も高まっている状態だ。
オフェンスの好転を実現できるとまだ信じているかと質問されたアレンは「まだ自信はある」と答え、「でも、時間が刻一刻と迫っていて、危機感を持たなければならなくなっているのは隠すまでもないことだ」と続けた。
アレンは攻撃陣の立て直し能力に対する自信度を尋ねられたが、彼の答えは、ポストシーズンの展望に関する答えと同じものだったのかもしれない。
シーズン開幕前にスーパーボウル優勝候補の一角と目されていたビルズは、3勝1敗でシーズンをスタート。その間、強力なビルズ攻撃陣は試合平均34.8点を獲得していた。しかし、シーズン第5週にジャクソンビル・ジャガーズに25対20で敗れて以来、ビルズは2勝4敗となっており、その間の試合平均得点はわずか20.5点となっている。
オフェンスが低迷するにつれ、チームのポストシーズンへの期待感も低下している。ブロンコスに敗れて5勝5敗となっているビルズは、非常に厳しいAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)において第10シードの位置につけている状態だ。
ギブアウェイ数(18回)でNFL内2位タイとなっているビルズにとっては、ターンオーバーが最大の問題となっている。リーグで最多となる11回のインターセプトと14回のトータルギブアウェイを喫しているアレンは、NFLの中でも最悪クラスの元凶になっていると言えよう。月曜日にビルズが喫した4回のターンオーバーのうち、3回(インターセプト2回、ファンブルロスト1回)はアレンが原因だった。