桜島防災研究の新たな一歩 鹿児島市の火山防災専門官に井口正人氏が就任 鹿児島市
鹿児島テレビ
桜島を巡る研究の新たな一歩です。 鹿児島市が新たに設置したポスト、火山防災専門官に京都大学防災研究所元教授の井口正人さんが就任しました。 3日朝、鹿児島市役所で行われた辞令交付式。 鹿児島市の下鶴隆央市長から京都大学防災研究所元教授の井口正人さんに辞令が交付されました。 43年にわたって桜島の観測や噴火予知の研究を行ってきた井口さん。 その知見を生かして、1日付で鹿児島市専属の火山防災専門官として就任しました。 任期は3年です。 鹿児島市 火山防災専門官・井口正人氏 「大学の研究者であれば行政に対して、あくまでもアドバイザーの位置にしかいない。防災対策を進めるためには、行政の中に入っていって、研究を一体となってやっていかないと、外にいる大学では限界がある。行政の中に入っていくのは非常に意義がある」 井口さんにとっては3日が初登庁日。 席は鹿児島市役所本庁舎東別館の危機管理局の一角に設けられました。 井口さんは今後、災害を最小限に抑え、市民の命を守るための“防災”面の研究に尽力するとともに、2025年度から運用が始まる、鹿児島市独自の桜島火山防災研究所の研究計画の策定などにも取り組むということです。
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