<福山潤&立花日菜>「魔王軍最強の魔術師は人間だった」インタビュー(2) 魔族に扮した人間を演じる難しさ ヒロイン役ははっちゃけて!
インタビュー(1)の続き 羽田遼亮さんの人気ライトノベルが原作のマンガ「魔王軍最強の魔術師は人間だった」のテレビアニメが、7月3日からTOKYO MXほかで放送される。魔族として育てられた人間のアイクが人間であることを隠しながら魔王軍の中で奮闘し、魔族と人間の共生を目指す……という“成り上がり”ダークファンタジー。主人公・アイクを演じる福山潤さん、アイクにメイドとして仕えるサティを演じる立花日菜さんに収録の裏側や、キャラクター、作品の魅力を聞いた。 【写真特集】“魔術師”福山潤דメイド”立花日菜 収録の裏側語る! 豪華な撮り下ろし写真を一挙に
◇第1話が一番の山場!?
--収録で苦労したことは?
福山さん シリアスとコミカルな部分がある作品なので、そのはざまでアイクがツッコむ部分は難しかったかもしれないですね。アイクの上司のセフィーロがセクシーなキャラクターなのですが、しきりにお色気をアピールしてくるところで、アイクが困っているようでいて困っていない、ツッコミもツッコんでいるようでツッコんでいないみたいなやり取りが続くんです。それに慣れてくると、アイクのやり方はこうなんだなと面白くなるんですけど、序盤では、これは成立させた方がいいのか、させない方がいいのか?というジャッジが難しいなと。
--アイクは魔王軍の中にいる人間という特異なポジションでもあります。
福山さん 人間であることがバレてはいけないので、人間らしく振る舞ってはいけないんですよね。だから、いきなり人間らしいツッコミでいいのかしら?と。そういう序盤だからこそのさじ加減が、一番難しいところではありましたね。ただ、いじられ役のジロンというキャラクターが出てきてくれたら、それも成立するようになりました。
--立花さんが演じるサティは、ちょっと抜けているところもあるアイクに仕えるメイドです。
立花さん サティは、第1話の収録の時点で、制作チームの方に「最も原作とキャラの雰囲気が変わっています」と言われたんです。確かに、原作よりも“アホみ”が強く描かれていたので、どのくらいやっていいのかな?と不安もあったのですが、絵が出来上がっている状態でアフレコをさせていただけたので、絵に合わせて、もっとやっていいな、ふざけても大丈夫なんだと、結構はっちゃけてやらせていただきました。サティもアイクと出会って、変わっていくので、成長を感じながら演じさせていただきました。