アーセナルが今季初黒星、マンUは勝利で監督への重圧和らげる
【AFP=時事】24-25イングランド・プレミアリーグは19日、第8節の試合が行われ、退場者を出したアーセナル(Arsenal)は0-2でボーンマス(AFC Bournemouth)に敗れ、今季初黒星を喫した。 【写真】ゴールを喜ぶユナイテッドのガルナチョ(その他全8枚) アーセナルは開始30分でウィリアム・サリバ(William Saliba)が相手のエバニウソン(Evanilson)を意図的なファウルで倒した。当初提示されたのはイエローカードだったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による確認を経てレッドカードに変更された。 そして終盤、ライアン・クリスティー(Ryan Christie)に先制点を許してついに決壊。さらにユスティン・クライフェルト(Justin Kluivert)にダメ押しの2点目を決められた。リーグ戦の敗戦は、4月に行われた昨季のアストン・ビラ(Aston Villa)戦以来で、今季も開幕から公式戦10戦無敗を続けていたが、その記録もストップした。 順位は3位のままだが、20日の試合で首位リバプール(Liverpool FC)がチェルシー(Chelsea)に勝利すれば、勝ち点差は4に開く。 マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は2-1の逆転でブレントフォード(Brentford FC)を下し、エリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督にかかる重圧を和らげた。 試合は前半アディショナルタイム、CKからイーサン・ピノック(Ethan Pinnock)の強烈なヘディングシュートでブレントフォードが先制。マタイス・デ・リフト(Matthijs de Ligt)が頭から血を流して治療中の失点だっため、テン・ハーフ監督はイエローカードをもらうほどの猛烈な抗議を行ったが判定は変わらず、指揮官の立場はさらに厳しくなったかに思われた。 それでもチームは47分、マーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)のアーリークロスからアレハンドロ・ガルナチョ(Alejandro Garnacho)が見事なボレーシュートを決めて反撃を開始すると、62分にはブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)の絶妙なフリックからラスムス・ホイルンド(Rasmus Hojlund)が冷静にループシュートを決めて逆転した。 公式戦6試合ぶりとなるリーグ3勝目を挙げたユナイテッドは、これで11位に順位を上げている。 トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は4-1でウェストハム(West Ham)に大勝し、連敗を避けた。 相手に先制を許したが、デヤン・クルゼフスキ(Dejan Kulusevski)のゴールで前半のうちに追いつくと、ハーフタイム明けはゴールラッシュを披露し、イブ・ビスマ(Yves Bissouma)の得点とオウンゴール、孫興民(Son Heung-Min、ソン・フンミン)の4点目で一気に逆転した。 ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)は1-0でニューカッスル(Newcastle United)を退け、5位に浮上した。しかしチームにとっては、35分に決勝点を決めたダニー・ウェルベック(Danny Welbeck)が終盤に背中を痛め、酸素マスクをつけて担架で運び出される複雑な1日になった。【翻訳編集】 AFPBB News