特定失踪者の拉致認定を 弘前市の今井英輝さんたち家族会が国に要望
RAB青森放送
弘前市の今井英輝さんたち家族会が北朝鮮に拉致された疑いが濃厚な「特定失踪者」の拉致認定を進めるよう林官房長官に要望しました。 林官房長官を訪ねたのは特定失踪者家族会で、会長を務める弘前市の今井英輝さんが要望書を手渡しました。 ★今井英輝さん 「拉致の可能性が否定できない66名の拉致濃厚者がおります。とにかく時間はありません。この66人をまず最初に拉致認定してもらう」 「まだ北朝鮮にも待っている人がたくさんおります。1つなんとか早急に解決するようお願いしたいと思う」 特定失踪者の1人今井裕さんは家族会会長の今井英輝さんの弟で1969年、当時18歳の時に弘前市で行方が分からなくなりました。 政府は特定失踪者の存在を広く知ってもらうため家族のメッセージ動画を制作し公開しています。 今井さんは民間団体・特定失踪者問題調査会が北朝鮮での目撃証言などを集めた66人の名簿とともに石破総理との面会を求める要望書を手渡しました。 また特定失踪者の拉致認定を進めるよう求めました。 林官房長官は「拉致認定の有無に関わらず全力で取り組んでいく」と述べました。