“迷惑スケートボーダー”を直撃 専用パークに行かず“禁止エリア”で滑走するワケ…新潟市は規制強化を検討
東京オリンピックで競技に採用され、人気が高まるスケートボード。新潟市でも7月に専用のパークがオープンした。 【▶動画で見る】禁止エリアを滑走するスケートボーダー 理由を直撃すると… その一方で、禁止されたエリアで滑走する、いわゆる「迷惑行為」を続ける人たちが問題となっている。なぜ禁止エリアで滑走するのか…その理由を直撃した。
禁止エリアで滑走 なぜ?直撃すると…
日も暮れた新潟駅南口の広場やその周辺でスケートボードを楽しむ若者たち。傍らには、そのスケートボードの禁止を呼びかける看板が設置されている。
なぜ、禁止エリアでスケートボードをするのか尋ねると、「楽しいから。みんなここでやるのが楽しい」と何とも無責任な言葉が返ってきた。
現在、新潟市内にはスケートボードができる施設として無料で開放されている西海岸公園スケートエリアがあるほか、今年7月には有料のスケートパーク「AIRMANスケートパーク」もオープンしている。
しかし、「お金とか交通費とかかかる。何ならここだけ開放したらいい。スケボーするのにそのほうが絶対いい」というのが彼らの言い分だ。 ただ、彼らの行為によって怖い思いをしている人がいるのも事実だ。
駅の利用者は困惑…「ちょっと怖い」
駅を利用する人に話を聞くと「騒音を立てたり、通行人に対して迷惑だと思った」「ちょっと怖い。ここでやられるとうるさい」「あの雰囲気の中を通っていかなければいけない。ちょっと、あ~と思う」と困惑した表情を浮かべていた。
それを伝えると…「それは…そういうのは…」と言葉を濁しながら「駅通路だけ開放するとかでいいんじゃないですか?」と話していたが、近づいてきたパトカーに気付き、禁止区域をスケートボードに乗って走り去っていった。
相次ぐ通報 警察の業務に支障も…
駅前広場の利用者や通行人などからの苦情は警察への通報として寄せられ、警察の業務にも支障をきたす事態となっている。 新潟警察署・地域課の中島陵地域官は「スケートボード以外で人命に関わったりする緊迫した現場もたくさんある。本来はすぐに警察官をそこに動員しなければいけないのに、110番通報に警察官が動員されているという現状はある」と話す。