「タナカダイスケ」のベビーピンクの“おまじない” 幼少期の人形遊びの記憶をたどって
日常使いできるようにカジュアルダウンしたアイテムも多数登場した。肩にペイズリー柄の一部を刺しゅうしたダークグレーのジャケットや、側面にレースでラインを施したシャーベットカラーのジャージーのセットアップ、表面を箔プリントでまばらに覆ったスリムパンツで、シンプルなデザインの中にデコレーションを忍ばせる。カジュアルさの代表格であるジーンズも、スパンコールの3D刺しゅうで天使の羽のように飾った。
ブランドコンセプトの“おまじない”に合わせて、魔導書を持ったモデルも登場。ショーの最中は、会場中心の天井からスパンコールが降り注いだ。デザイナーの頭の中のおもちゃ箱をひっくり返したようなコレクションはまるで夢の中のようで、フィナーレ後もスパンコールの“水たまり”でその余韻を残した。