Snow Man目黒蓮&back number清水 ファンとの向き合い方&年齢の重ね方で共感「年相応でいたい」
清水、昔の曲は「若いな~高いな~」
back numberはメジャーデビュー13年目。 40歳の清水さんは年齢を重ねてどんな変化があったのでしょうか。 村瀬: 40代になって何かあります? 清水: 後輩というか次の世代、明らかに自分たちより技術もあったり、新しい感覚でやっている世代がきっちりランキングを埋め尽くしている状況ではあり、ありがたいことにそこで(自分たちも)戦わせてもらっているという感覚に今なっている。 以前は「やったるぞ!」という感覚しかなかったけれども、まさかこういうメンタルになるとは思っていなかったですね、20代や30代前半の頃は。 村瀬: でもライブでは昔の曲も歌うわけじゃないですか? そういうのってどういう感覚なんですか? 目黒: 確かに! 昔の曲を聞いて「若いな~」とか思ったりするんですか? 村瀬: 俺もそれ聞きたかった! 清水: うん…その…(若いな~と)思うね! 目黒・村瀬: アハハハ(笑) 目黒: 思うんですか!? 清水: 思うし、(音程が)高いね! 目黒・村瀬: アハハハ(笑) 清水: 本当に考えていない!休憩がない!ずっといく! 目黒: でもそれってすごくいい事だなと思うんですよ。 自分がここまで生きてきた証がちゃんと形として残っているし、振り返れるわけじゃないですか。 それってすごく幸せですよね。 清水: ものすごくすてきに表現すると、こう(目黒くんが言った通り)です! 村瀬: アハハハ(笑) 目黒: いやいや、本当に! 清水: 逆もまたしかりというか…(昔の歌詞を見て)「青いな~すごくブルー。まぶしい…」みたいなものはあるけど、それがまた良かったり、今の自分には絶対に書けないものばかりだから。 今はプライドがまだ結構あって(昔の曲を歌う時も)「(音程)高けぇ…」とか思いながらライブでブワ~と歌ったら、最終的に体の重心が頭のへんにあるときあって(笑) 今一番デカいの頭だろうなというぐらい(笑) 目黒・村瀬: アハハハ(笑) 清水: 本当は体の下で歌わないといけないのに、頭らへんで歌いきって、「(音程)高けぇ…」と言った途端に、お客さんから歓声が上がるから「…あ、伝わっているんだな」って思って(笑) 以前は「こういうふうに感動してほしい」とか「もっと俺たちのことこういうふうに大事にして」という思いがすごく強かったんですよ。 だけど、「浴びるもよけるもお好きにどうぞ」というふうにだんだんなってきちゃった…すね。 大人になっちゃったというと何か…ですけど…だから今日、(目黒くんの話を)聞いていてまぶしくて仕方がなくて(笑) こんなにも美学をもっていてすごいなと思います。 目黒・村瀬: アハハハ(笑) 目黒: でもすごく(清水さんの言っていることが)分かるなという部分もあります。 僕も今、応援してくれている人たちが、もしかしたら「もう目黒くんを応援しないで、目黒くんを卒業します」となったとしても、全然いいと思っている。 それって皆さんの自由だし、強要するようなことじゃないから。 ただ、その先で人生を振り返った時に「目黒くんを応援していた期間、あの時は楽しかったな」という、いい思い出として残ってくれていたらいい。 あとはその人がどういう人生を歩もうが、とにかく幸せになってくれればいいなと思う。 清水: 確かにね。 (目黒くんとは)同じ作品を一緒に作っているという共通点しかないと思っていたのに、こうやってきちんとお話させていただくと、やっと理解できた。 村瀬: 今日こうやって2人が共鳴し合えて、だからこのドラマ(『海のはじまり』)ができているんだなと言って下さるなら、僕はもうこれで引退でいいです(笑) 目黒・清水: アハハハ(笑) 清水: もうちょっとやって下さいよ!(笑) 目黒: やめて下さい(笑) (『ボクらの時代』 2024年9月15日放送より)
ボクらの時代