メルカリが「返品被害」対策を強化へ…「商品回収センター」を新設、すり替え品や模倣品を確認
フリーマーケットアプリ大手メルカリは25日、返品と見せかけて別の商品にすり替えるといった不正取引への対策を強化すると発表した。
メルカリでは今月、出品者が購入者からの返品を認めたところ、異なる商品が送られてきて、結果的に商品をだまし取られる問題があった。被害者がこの問題をX(旧ツイッター)に投稿し、メルカリ側のサポートが不十分だと批判する声が相次いでいた。
新たに「商品回収センター」を設け、返品された商品に問題があった場合、本当に出品した商品か、すり替え品や模倣品かを確認する。不正を確認すれば、メルカリが出品者に被害額を補償する。
スマートフォンやブランド品などの高額取引では、出品者と購入者に本人確認手続きを義務づける。不正を検知するAI(人工知能)の導入や、問題のあるアカウントを通報する機能の強化も予定している。