レバノン軍、シリア国境沿いに増援部隊を配備
(CNN) レバノン軍は8日、シリア国境沿いの東部と北部に増援部隊を配備したと明らかにした。 レバノン軍は声明で、北部と東部の国境を監視・統制する部隊が、監視手続きの強化とともに増強されたと明らかにした。レバノン全土に配備された部隊についても、治安の維持と市民の平和の保護のため、例外的な措置を実施しているという。 レバノン政府の発表によれば、ミカティ暫定首相は8日、軍や治安当局の幹部と電話会談を行い、国境の管理を強化し、シリア情勢の影響から同国を遠ざけることが優先事項だと強調した。 ミカティ氏は、シリアの刑務所から数百人の受刑者が解放されたことを受けて、行方不明者に関する委員会の能力を強化する必要性を訴えた。 レバノンでの長期間にわたる内戦中に行方不明となった国民の多くはシリアの刑務所に収容されているとみられている。