ガザ停戦協議は27日に再開、米CIA長官も参加 仲介国は別の選択肢提案へ
【カイロ=佐藤貴生】イスラエル首相府は24日、カタールの首都ドーハで27日に行われるパレスチナ自治区ガザの停戦を巡る協議に対外特務機関モサドのバルネア長官を派遣すると発表した。米中央情報局(CIA)のバーンズ長官も参加する。難航している協議が軌道に乗るかが焦点だ。 【写真】米中央情報局(CIA)のバーンズ長官 ガザでイスラエル軍と戦うイスラム原理主義組織ハマスが協議に参加するかは不明。ただ、エジプトのメディアは24日にハマスの代表団がエジプトの首都カイロで同国の情報当局トップと会談したと報じた。ロイター通信によると、カタール政府当局者もここ数日間、ハマスの政治局メンバーと面会しているという。 停戦を仲介する米国やカタール、エジプトはこれまでとは別の選択肢を提案する見通し。ハマスが少人数の人質を解放する見返りに数日間休戦し、包括的な人質解放と長期停戦につなげるといった案が浮上していると報じられる。 一方、ロイターは親イラン民兵組織ヒズボラと戦うイスラエル軍が25日、レバノン南部の建物を爆撃して宿泊していたイラン系やヒズボラ系のメディア関係者3人を殺害したと報じた。