大阪訪れた外国人客数は1111万人 松井知事「5年前に比べ5倍以上」
2017年・大阪府を訪れた訪日外国人客数
大阪訪れた外国人客数は1111万人 松井知事「5年前に比べ5倍以上」(THEPAGE編集部)
大阪観光局は17日、2017年に大阪府を訪れた訪日外国人客数が1111万人になったと発表した。これを受け、大阪府の松井一郎知事は同日午後に大阪府庁で行われた定例会見で「5年前に比べても5倍以上と非常に高い伸びを示しています。2020年の目標1300万人に向け、今後も勢いを維持しながら、魅力作りにさらに取り組んでいきます」と話した。
「1000万人を初めて突破しました」
会見で松井知事は「政府観光局から2017年訪日外国人旅行者数の推計値が2869万人と発表されました。大阪に来られている旅行者数は速報値で1111万人となり1000万人を初めて突破しました」と力強く発表した。また、5年前に比べ、5倍以上の高い伸びを示しているという。
大阪の魅力の発信に「官民一体」で取り組む
松井知事は、報道陣からの「2020年の目標に向け取り組みと課題は?」という質問に対し「いま来て頂いている方の約77%程度は東アジアのお客さんが多いです」「まだ伸びしろのある東南アジアやヨーロッパ、アメリカからお客さんを呼び込んでいく必要があると思っている」と答えた。 また、それらを実現するためには旅行者の満足度向上や質、多言語表示、受け入れ環境の整備や食文化など、大阪の魅力の発信に「官民一体」となって取り組んでいくという。
「今の数字を下回ることはないでしょう」
2018年の目標について聞かれると「ここ数年の伸び率をみると今の数字を下回ることはないでしょう。いまのような国際情勢の状況であれば、数字はさらに上回っていくと思います。今年中に2020年の目標くらいに近づくのではないかと。そうりう伸び率ですから」と述べていた。