【陸上100mハードル田中佑美選手】試合の日はまつ毛を上げて気合いを注入
今回のメイクのつくりかた:くすみローズカラーの洒落ワントーンメイク
■どんなものでも大丈夫。今の自分にいちばん似合うメイクをリクエスト! スタジオに到着してすぐ「メイクのテーマや色のリクエストはある?」というスタッフからの質問に悩みつつ 「以前コーチに『どんな走りがしたい?』って質問されたとき、私は『速ければどんな形でもいいので、体格や性格とかを見ていちばん向いていていちばん速く走れると思う方法を指導してください』って伝えたことがあるんです。まさに今回も同じで、今の私にいちばん似合う、おすすめのメイクをしてほしいです」 と答えた田中選手。 ヘア&メイクの吉崎さんが提案したのは、くすんだピンクがじんわりと広がるメイク。メイクを終えた田中選手は 「普段はあまり塗らない色ですが、全部可愛いなぁってメイク中ずっと見ていました。美容室に行っても、雑誌を読まずにずっと美容師さんの技を観察しちゃうんです。 完成した顔を見て、普段と大きくかけ離れているわけじゃないのにくっきりしていて、とくに驚いたのはアイライン! 普段は目尻だけに引くことがほとんどなので、インラインを引いていただいた瞬間に目の形が違う!って感激して。しかもベースメイクでブルーの下地を塗ってくださって、日焼けした肌に透明感が出て印象的でした」。 この日はピンクのゆるニットにブラウンのチュールスカートでスタジオ入りした田中選手。衣装も一緒に選びましたが、その決め手は? 「いわゆるスーツを着て就職活動!ということもなく、現在もテレワーク中心。富士通ではTPOへの配慮は前提として服装の規定もないんです。スーツやジャケットを着る機会がないまま今に至るので、年相応のファッションに挑戦してみたくて選びました。甘いお洋服が好きなので、水色のふんわりとしたワンピースも気になりました。でも、せっかくの撮影なので、普段手に取らない雰囲気のお洋服にしました。ビーズのキャミソールも撮影ならでは。本当にワクワクする時間でした!」 ■今回のメイクのポイントは・・・ 今回は田中選手の持つやわらかく甘い顔立ちを生かし、じんわりと血色が滲むようなメイクを提案。くすんだローズカラーのワントーンメイクにすることで、大人のムードがのぞく等身大のキレイを表現した。 キャンバスとなるベースメイクには、田中選手も印象的と語っていたブルーの下地を使用。頰を中心になじませて透明感を出し、それ以外のおでこやあごにはピンクの下地でメリハリを。ファンデーションはごく少量を薄く塗り重ね、素肌の美しさを引き上げる程度に留めた。 目元や眉、チーク、唇すべてのパーツに、くすみローズカラーを使用し統一感を。極端な変化を加えず、基本は素材を生かすメイクが大前提だけれど、リップのみ上唇をややオーバーに塗ることで、チャームポイントでもある唇をさらにぷっくりとさせた。