インフルエンザ「流行警報」6週連続で拡大 年末年始の子ども発熱時は#8000《長崎》
NIB長崎国際テレビ
インフルエンザが県内でも猛威を振るっています。 患者数は6週連続で増えていて、県は26日「流行警報」を発表しました。 長崎市の小児科では年末年始、子どもが発熱した場合などは、適切な処置などのアドバイスが受けられる窓口も活用してほしいと話します。
(やなぎクリニック 栁 忠宏 院長) 「やっぱり増えている。風邪も増えているが、検査をした時(インフルエンザ)陽性となる人がだんだん増えてきた」 発熱外来を担う長崎市の小児科「やなぎクリニック」。
先月頃から普段の1.5倍となる100人から150人ほどが、1日に来院しています。 26日までの4日間でインフルエンザの検査を受けた70人のうち、7割にあたる50人程が「陽性」だったといいます。 (やなぎクリニック 栁 忠宏 院長) 「典型的な流行の波をたどりそう。12月から増えてきてもう一段階寒くなった段階で増えるので、1月中盤後半あたりからピークになっていくのかと思う」
県によりますと、22日までの1週間に県内70の定点医療機関で確認されたインフルエンザの感染者数は、前の週から1700人あまり増え2937人に。
1つの医療機関あたりでは41.96人と6週連続で増加し、警報レベルの「30人」を上回ったことから県は26日、県全域に「インフルエンザ流行警報」を発表しました。
地域別にみても長崎市、県北、県央で50人を上回るなど五島、上五島、対馬を除くほぼ全域で「警報レベル」を超えています。 加えて、新型コロナウイルスも定点あたり4.64人と7週連続で増加しています。 「やなぎクリニック」では、インフルエンザのワクチン接種の予約も増えているそうで…
(やなぎクリニック 栁 忠宏 院長) 「1日大体3、40人くらいが打っている。駆け込みで打つ方が流行っているので多いかなと」 栁 忠宏院長は、感染後の合併症のリスクを軽減するためにもワクチン接種が重要と話します。 また 年末年始に旅先などで、子どもに発熱などの症状が出た際、小児科医や看護師に適切な処置の仕方や受診する病院などのアドバイスが受けられる厚生労働省の「こども医療電話相談」も活用してほしいとしています。