【ソフトバンク】津森宥紀、4年200試合登板でも昇給700万円「一気に落ちた」振り返った最悪の転換点
ソフトバンクの津森宥紀投手が27日、みずほペイペイ内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季の6600万円から11%(700万円)増の7300万円でサインした。2021年から4年間の登板試合数は45、51、56、48で計200試合。高いレベルでチームに貢献しているが大幅増とはいかず「8月末までは順調というか出来が良かった。それが8月末から一気に落ちた。そこが悔しかった一年」と唇をかんだ。 5勝(2敗)、防御率2・13、1本塁打はキャリア最高の数字。しかし査定的に悪印象となったのは8月28日のオリックス戦(長崎)。「長崎の試合で調子を落として、自分の投げているポジションが入れ替わってしまった」と勝ちパターンから転落した転換点を振り返った。 1―0の7回2死満塁で大関に代わってマウンドへ。しかし福田、太田に連続押し出し四球。さらに森にも押し出し死球をぶつけてしまい降板。6日のロッテ戦(ZOZO)、11日の楽天戦(みずほペイペイ)に続き、同月3度目の0/3回降板となった。厳しい表情で今宮に叱責されたことも話題になった。直後に2軍降格となったが、なかなか調子が戻らず、9月22日まで再昇格できなかった。 三笠杉彦GMも「シーズン後半に調子を崩すのが、去年、今年と続いている」と昇給幅が小さくなった原因を指摘した。このオフは、シーズンを通して戦えるスタミナ向上のために、下半身、肩周りのインナー、サイドスローに必要な脇腹など全体的な筋量アップに励んでいる津森。「(シーズンでも)維持できるよう頑張ります」。来季こそ勝ちパターンの一角としてシーズンを全うして、バラ色のオフを過ごす。
報知新聞社