祖父アラン・ドロン譲りの美貌が話題に!長い間認知されてこなかった孫娘、アリソン・ル・ボルジュとは?
アラン・ドロンが88歳で亡くなった。孫は4人。長男アントニーの娘、アリソン・ル・ボルジュもそのひとりだ。 【写真】祖父譲りの美貌にセクシーなファッション…アリソン・ル・ボルジュの投稿を見る
アリソン・ル・ボルジュがアラン・ドロンの孫であることは長い間知られていなかった。しかし2024年8月18日に88歳で亡くなったアラン・ドロンは確かにこのアリソン・ル・ボルジュを含む4人の孫の祖父だった。アリソンはアラン・ドロンの長男、アンソニー・ドロンの3人の娘のうちのひとりだ。アンソニーには2006年から2012年まで結婚していた元妻ソフィー・クレリコとの間に28歳のルー、23歳のリヴの2人の娘がいる。ところがもうひとり、娘がいることが発覚した。クレイジーホースのダンサー、マリーエレーヌ・ル・ボルジュとの間に出来た、1986年生まれのアリソンである。
認知までの道のり
アンソニーは当初、娘の存在を否定し、認知するまでに時間を要した。自伝『Le Premier Maillon(鎖の最初の輪)』(2008年)の中でもこう語っている。「初めての子どもは愛する相手と作ると心に決めていた。ちゃんと家庭を築き、家族を作り、両親の失敗を繰り返さないぞと」 長い間父親から認知されず、親子鑑定で陽性反応が出てようやく、アリソンは21歳(アメリカでの成人年齢)になって裁判を起こした。「血液検査とまとまったお金とドロンの名前を要求された」と、アンソニーは2015年8月の「パリ・マッチ」誌の取材に答えている。 最初アンソニーは反発した。「裁判に屈辱を感じ、恨みのような感情をずっと抱いていた」と当時を振り返る。だが2015年になり、心境の変化が訪れた。娘を受け入れて失われた時間を取り戻す気持ちになったのだ。ルーとリヴにも紹介し、その後、様々な機会に家族一緒にいるところを見かけるようになった。
ロンドン滞在
アリソンは1986年9月4日に生まれ、パリ近郊のヌイイ=シュル=セーヌで父親を知らないまま育った。子どもの頃から演じることが好きで、11歳でナディーヌ・トランティニャン監督のTV映画『L'île bleue(ブルー・アイランド)』に出演、ピエール・アルディティやアヌーク・エーメと共演している。 高校卒業後は1年間ロンドンで暮らし、その後パリに戻って名門ルネ・シモンの演劇学校に入学した。現在37歳となったアリソン・ル・ボルジュは、女優、そしてモデルとして活動している。ロサンゼルスを拠点としてこの10年間、モデルの仕事(ヌーヴェル・エールモデル事務所所属)と映画出演を交互にこなしてきた。最近では米国のショートフィルム『Two Missing Hours』に出演している。インスタグラムに愛犬やギター、ハイキングの様子を定期的に投稿し、13,000人のフォロワーを喜ばせている。
text : Elisa Cantaux (madame.lefigaro.fr)