飯野雄貴が納谷幸男との肉弾戦を制し、UNIVERSAL王座初V。10・13福岡でTo-yが挑戦へ【DDT】
DDTプロレスが9月29日、東京・後楽園ホールで「DRAMATIC INFINITY 2024~3時間スペシャル~」を開催した。DDT UNIVERSAL王者の飯野雄貴が納谷幸男とのヘビー級同士の肉弾戦を制して初防衛戦に成功。To-yが挑戦の名乗りを挙げ、10月13日、アクロス福岡でのV2戦が決まった。 2人は8・17横浜で一騎打ちを行うも、両者KOのドローに。9・8名古屋で「いつでもどこでも挑戦権」を行使した飯野がMAOを下して同王座を奪取し、初V戦の相手に決着がついていない納谷を指名した。 試合はショルダータックル合戦で開戦。場外に転じても、互いに肉体を駆使した攻防に。リングに戻ると、飯野がチョップ、納谷がエルボーで意地の張り合い。さらに飯野がラリアットを叩き込めば、納谷はニーリフトで反撃し一進一退。納谷がダイビング・エルボードロップ、チョークスラムとたたみかけるもカウントは2。飯野はスピアー、ラリアットで返す。納谷がヘッドバットも、立ち上がった飯野はスピアー3連発で勝負を決めた。納谷は飯野とガッチリ握手を交わし、互いの健闘を称えた。
ここで脱兎のごとく、執ように飯野を狙っていたTo-yが現れ、ドロップキックを叩き込んで挑戦をアピール。飯野はスピアーで反撃するも、To-yの心は折れず「挑戦させろ!」と要求。ロープに走った飯野がスピアーを見舞うかと思いきや「いいよ! おまえがそんなにこのベルトに挑戦したいなら」と受諾。10・13福岡での王座戦が決定した。 バックステージで飯野は「やっぱり楽しいね。デカいやつとUNIVERSALやるのも。次の挑戦者はTo-y、あいつは俺のスピアーに何度もやられてる。油断があればすぐスピアーでやられるんだよ!」とV2に自信たっぷり。
王座奪取ならなかった納谷は「飯野は強かった。でも俺あきらめ悪いんで、まだ俺と飯野の序章に過ぎない。まだ1分け1敗。これから俺が勝ってプラスにすればいいんで。次勝てば五分。生涯成績で俺のほうが勝ち越してやる!」と雪辱を期した。 挑戦が決まったTo-yは「先輩たちはベルトとかいろんなこと成し遂げてるのに、俺はどん底だよ。ずっとそこにいても暗闇でしかない。だから前に進むしかない。今日一番パワフルでノリに乗ってる飯野雄貴を倒すためにリングに上がった。何度スピアー食らっても心は折れない。福岡でUNIVERSALのベルト獲ってやるからな!」と意気込んだ。