家庭用プリンターは本当に必要? プリンターを手放すと何がどれくらい不便になるのか
ではプリンターを手放すと何がどれくらい不便になるのでしょうか。家庭用プリンターにインクを補充したうえで、はがきを購入して印字した方が安上がりになるケースなどはないでしょうか。具体例を見ていきましょう。 ■年賀状を100枚印刷するとコンビニではいくら? たとえばセブン-イレブンの年賀状印刷サービスで年賀状を100枚印刷した場合、価格は以下の通りです。 ・シンプル印刷:5,819円 ・フルカラー印刷:7,524円 一方で家庭用プリンターで年賀状を100枚印刷する場合、交換用インクと印刷する対象のはがきそのものが必要です。インクの残量が少なく、かすれた状態の年賀はがきを大事な相手に贈りたい方はあまり多くないでしょう。
家庭用プリンターのインクは非常に高価で、たとえばキヤノンの6色インクパックの価格は7,630円。加えて、はがき代もこれに上乗せされます。100枚の無地はがきの値段は購入先に寄りますが、おおむね600円~1,000円弱です。合わせて8,000円を超えます。 つまり、フルカラーの100枚印刷であればコンビニ印刷の方が安上がりな可能性があります。一方「白黒印刷で十分」「互換品のインクで十分」など印刷品質にこだわりがなければ、年賀状印刷サービスよりは家庭用プリンターの方が安上がりです。 ■ネットプリントではがきを100枚フルカラー印刷したらいくら? 先にご紹介した「シンプル印刷」「フルカラー印刷」の価格は、セブン-イレブンの年賀状印刷サービスのものです。セブン-イレブン店頭のコピー機を使い、ネットプリントをした場合はより安上がりです。
はがきのフルカラー印刷は、1枚60円です。つまり100枚印刷した場合は、6,000円となります。ちなみに白黒印刷であれば100枚印刷しても2,000円であり、かなり安上がりです。コンビニ店頭のコピー機をやや長い時間使う必要はありますが、それでもかなり魅力的な水準の価格帯。 総じて ・年賀状印刷(年1回):年賀状印刷サービスかコンビニで印刷 ・書類印刷(必要に応じて):電子保存で代替、どうしても必要ならコンビニで印刷(1枚20円) ・クリックポストの印刷(必要に応じて):必要なときだけコンビニで印刷(1枚20円) ・スキャン(必要に応じて):スキャンアプリで代替 とプリンターの主な用途がほぼアプリか外注、コンビニでの印刷で代替できてしまいます。