韓国・航空機事故、死者は47人に…次第に明らかになる「胴体着陸」の場面
【12月29日 KOREA WAVE】韓国全羅南道(チョルラナムド)の務安(ムアン)国際空港で29日起きた済州航空機の墜落事故で、現地消防当局は現時点で47人の死亡が確認されたと伝えた。 事故を起こしたタイ・バンコク発務安行き「済州航空2216便」には181人(乗客175人・乗員6人)搭乗していた。これまでに乗客1人と乗員1人が救出され、近隣の病院に緊急搬送された。 同機は、鳥との衝突によってランディングギア(着陸装置)が正常に作動しない状態で胴体着陸を試みたとみられる。 現場では、犠牲者を収容する臨時施設が設置されるとともに、近隣都市の主要な総合病院と連携して負傷者の治療にあたっている。 国土交通省は事故調査委員会の調査班を現地に派遣し、事故原因の究明と被害状況の把握を進めている。 この事故を受けて、大統領室も秘書室長主宰の緊急首席会議を招集した。大統領権限代行のチェ・サンモク(崔相穆)経済副首相兼企画財政相は「可能なすべての人員と設備を動員し、人命救助に全力を尽くすように」と指示した。 事故現場への立ち入りは航空公社によって制限されており、到着を待っていた家族の一部が現場への立ち入りを求めて抗議する場面もあった。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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