スバル、トヨタ、マツダがエンジン開発継続を共同宣言。独自の技術で目指す脱炭素
「独自の味付け」を昇華させつつ目指す脱炭素
つい先日の2024年5月27日も次世代エネルギー普及に向けて、トヨタは関係4社とともに導入シナリオやロードマップ、制度整備の議論と検討を、そして燃料製造の実現可能性についても調査することを発表したばかり。EVや水素自動車に至るまでの「つなぎ」と揶揄されることもあるが、地球環境改善への貢献度の大きさに期待がかかっているのも事実だ。 最後に、合同発表を行った3社のCEOはそれぞれ下記のとおりのコメントを掲載した上で、『3社はエンジンやクルマの「味付け」など商品づくりの分野では「競争」しながらも、マルチパスウェイでのカーボンニュートラルの実現という同じ志の下、エンジンへの想いや技能を持つ仲間とともに日本の自動車産業の未来を「共創」して参ります』と締めくくった。 ●スバル 大崎 篤 代表取締役社長 カーボンニュートラル社会の実現は、日本の産業界・社会全体で取り組む課題です。私たちはクルマの電動化技術を磨くと共に、カーボンニュートラル燃料の活用に向けて、水平対向エンジン自身もさらに磨きをかけます。これからも志を同じくする3社で日本のクルマづくりを盛り上げてまいります。 ●トヨタ 佐藤恒治 代表取締役社長 カーボンニュートラルに貢献する多様な選択肢をお客様にご提供していくために、未来のエネルギー環境に寄り添ったエンジンの進化に挑戦してまいります。志を共有する3社で、切磋琢磨しながら技術を磨いてまいります。 ●マツダ 毛籠勝弘 代表取締役社長 電動化時代における内燃機関を磨き、マルチパスウェイでカーボンニュートラルの実現可能性を広げ、お客様がワクワクするクルマを提供し続けます。電動化やカーボンニュートラル燃料と相性の良いロータリーエンジンを社会に広く貢献できる技術として育成できるよう、共創と競争で挑戦してまいります。