グランプリホースとして始動するブローザホーン

［ＧⅡ京都大賞典＝２０２４年１０月６日（日曜）３歳上、京都競馬場・芝外２４００メートル］ 　雨中の宝塚記念で力強い大外一気を決めてＧⅠウイナーの仲間入りを果たしたブローザホーン（牡５・吉岡）。前走後は放牧に出されて、９月５日に帰厩した。田嶋助手が手応えを語る。 「年始から宝塚まで走ってきて、しっかり夏休みできた。体も変わらず、カイバもしっかり食べてくれている」 　前走時が４２８キロと牡馬にしては小柄な馬体だが、同馬にとっては適正体重。「こぢんまりしているけどしっかり体を使えている。ガチッとした感じではなくて、マラソン選手のような、しなやかな筋肉」とその特徴を評価した。 　渋った馬場での活躍が目立つものの、良馬場だった４走前のＧⅡ日経新春杯を勝利しているように馬場は問わない。＜３・１・０・１＞と得意な京都競馬場については「菅原（明良）くんと話していたら、京都の下り坂もうまいらしいから、そこがいい方向に出るのかな」と数字通りの好印象を口にした。 　メンバー中ただ一頭のＧⅠ馬が迎える秋初戦。「目標は有馬記念なので、そこに向けて徐々に上げていっています」（同助手）と先を見据える状況だが、グランプリホースの貫禄を示したいところだ。